レディースシューズワークショップ、前回に引き続き型紙を作成します。
どんなデザインにしましょ?と雑誌でサンプルを見ながら、イメージを膨らませていきます。
今回はウィングチップにブローキングをかけるデザインで進めていくことにしました。
まずはベース型紙のラインに、羽根とウイングチップのラインを描き込んでいきます。
靴のパターンづくりでは、黄金律ともいうべきバランス補正の値があるのですが、
これはベーシックなデザインを作る場合の目安です。(機能的な面での制約もあるのですが
。)
今回は初めての靴づくりなので、あまり難しいことは考えず、とりあえず思い描いたラインを載せていくことにしましょう!
さて、お次は描いたラインを立体化したときどのように見えるか、仮のアッパーを紙で作成してみましょう。
羽根のラインがカクカクしているかな?このあたりは好みの問題もあるのですが、全体のバランスを考え、少し丸みをもたせることにしました。
靴づくりの難しいところは平面⇔立体感の見え方の差をどう考えるかです。平面上では違和感がなかったラインが立体化すると歪んで見えることがあるので、都度都度、立体化をしてみてラインの確認をすると失敗が少なくなります。
修正後のラインを使って作ったパーツがこちら。厳密には、革と紙でもラインの見え方が変わってくるので、革で仮アッパーを作るとよりいいかも。ただし手間と費用が許せばですが。。。
今回はフィッティング確認も兼ねた仮靴を作成するので、その際にラインの確認が出来ます。
今回はここまで。次回はライニングの型紙作成です。
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