当工房の靴教室で体験できる製法、今回はノルベジェーゼ製法を紹介します。
以前紹介した、ノルウィージャンウェルト製法と似た製法ですが、手間はさらにかかる製法になっています。
側面にすくい縫いを持ってくるところはノルウェージャンウェルト製法と同じなのですが、
ステッチダウン製法のようにアッパーを外側に開くところが大きな特徴。
この開いたアッパーをミッドソールに出し縫いをかけ、
さらにもう一度本底と出し縫いで縫い付けます。
縫いのプロセスが3回もあるので、恐ろしく手間がかかる製法ですが、
ソール周りの圧倒的な存在感はこの製法ならでは。
現在では既製靴では殆ど見ることが無い製法でもあり、
オーダーシューズ等で一部取り扱っているところがある程度のレアな製法です。
当工房のワークショップでもチャレンジすることは出来ますが、
難易度の高い製法でもあるので、ある程度靴づくりを理解してから挑戦することをお勧めします。
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