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  • 執筆者の写真靴工房 Risette

プレーンギブソンシューズ~十分仕立てだし縫い~


プレーンギブソンシューズ、今回はフルハンドのだし縫いに挑戦です。

だし縫いは、専用のミシンで縫う九部仕立てと呼ばれる手法が一般的。

ですが、手縫いで仕上げることも可能です。

十分仕立ての特徴は

・極めると機械縫いよりも綺麗なステッチで縫うことが出来る

・機械縫いでは不可能な細かいステッチも可能。

・縫う時間が機械縫いに比べると圧倒的に長くなる


などがあり、大量生産品には向きません。

dすが趣味でこだわりを持ってやってみたい!というのであれば

いいかと思います。











出し縫いの針は専用の針と糸をひっかけるワイヤー針を使います。

以前はイノシシの毛から作る毛針とよばれる針を使っていましたが、

現在では入手困難になりました。。











あらかじめウィールと呼ばれ工具でウェルトに印をつけていきます。

この印でピッチを決めていきます。











ピッチを見ながら一目ずつ、針で穴を開けていきます。

この際、力のかけ方を間違えるとこの針が折れてしまいます・・・

最初は皆が通る道ではあるんですが、今回は2回折れてしまいました。

針は自分で研いで作らなければならず、精神的なダメージも大きいです。。。

慣れてくれば折ることはなくなってくるのですが、そこまでの道のりが遠いですね。











だし縫いが完成した姿がこちら。

初めてですが中々の出来ではないでしょうか。





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